
ソーカツに聞け#1 現場で必要な技術力
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九州地方整備局の総括技術情報管理官です。
以下「ソーカツ」が、新規採用技術職員である田中君と鈴木さんの素朴な疑問に答えます。
田中君)
ソーカツ!土木の工事現場で僕らが最初に学ぶべき事って何ですか?
ソーカツ)
うーん。いい質問だね。
最初に学ぶべき事は「想像力」「予測する力」つまり「イメージする力」かな?
ここに工事の設計図書「平面図」「横断図」「縦断図」「構造図」がある。これは完成形を示す2次元の図面なのよ。
でも工事現場では、時間「工程表」とともに段々と立体的な3次元で物が出来ていきます。
鈴木さん)
つまり、2次元の図面から3次元をイメージする力ということですか?
ソーカツ)
そうです。
しかも時間とともに段階的に出来るものを予想するから、4次元を想像する必要があります。
完成形を示す2次元図と工程表から、一ヶ月後、三ヶ月後、半年後の現場がどうなっているか4次元を想像する力です。
これを、現場監督、施工者、施主(発注者)が共有することで手戻りのない(無駄がない)安全で効率的な施工が可能となります。
文責・イラスト:ソーカツ
九州地方整備局 総括技術情報管理官
福岡大学土木工学科卒 美術部
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