日本最古の橋を調べてみるとわんさか出てきた。
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日本最古の橋を調べてみるとわんさか出てきた。


URL「from-doboku.jp」こと、『from DOBOKU』で副偏集長を務めております外山田です。

この『from DOBOKU』は、毎月ひとつのテーマを決めて、そのテーマに沿って文章、写真、イラスト、動画、音声配信などを発信していくコンセプトになっていまして、5月のテーマは「橋」です。プロたちはどんな偏愛ぷりを見せてくれるのか楽しみです。

さて、“非土木”な一般人である僕が橋について何も語ることはできず、google先生のお世話になることにしました。そう。「検索」です(笑)。以下、ググった内容をシェアします。


現存する日本最古の石橋は沖縄にある!

データベースってどこにでもあるんですね。
このサイトは、石造のアーチ橋を古さ順に並べたもので、沖縄県と長崎県に集中していました。どうして沖縄と長崎なのか、誰か解説してもらいたいです。

その中で現存する日本最古の石橋は沖縄・那覇市の「末吉宮磴道橋(すえよしぐう・とうどうばし)」。築造されたのが565年前の1456年(沖縄は琉球時代・本土は室町時代)だとか!

場所は、首里城の北1kmほどにある末吉公園にある神社の境内にあります。

沖縄観光情報サイト『美ら島Travel』さんに写真があります。
https://www.rhs-japan.org/ja/tourism/sueyoshigu/

ただ、末吉宮磴道橋は川や池など水辺に架かっているわけではないため、”橋”と呼べるのか?と橋原理主義者たちから疑問視されている声もあるそうで(苦笑)、ちゃんと水辺に架かっている最古の橋と呼ばれているのが「天女橋」。

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(出典:Wikipedia)

この天女橋も沖縄県那覇市にあります。首里城公園北側の円鑑池に架かる石造アーチ橋として国の重要文化財に指定され、日本百名橋の1つであるそうです。


現存していない日本最古の橋は弥生時代!?

ではでは、現存していないけど、日本最古の橋はどこにあったのか?という素朴な疑問が浮かび、調べてみました。何をもって”最古”とするのか、その基準は歴史文献と考古学の2つしかありません。

歴史文献として日本最古の橋
文献で登場する木造橋として日本最古と呼ばれているのが「猪甘津橋(いかいつのはし)」。大阪市生野区桃谷付近にあったと言われているそうで、その文献とは「日本書紀」になります。

時代は仁徳天皇が治めていた時代326年と思われているとか。

江戸時代、鶴がよく飛んできていたので、いつの間にか鶴橋(つるのはし)と命名された橋が架けられていたそうで、「つるのはし跡」とした記念碑が建てられています。


考古学として日本最古の橋
文献として記録に残っていない橋を探るとすると、発掘調査などで遺構が発見されたケースしかありません。

そんな考古学の発掘調査によって、周囲に堀をめぐらせた環濠集落の壕に架かる橋の遺構が発掘された時代は弥生時代中期あたりだとか。有名な吉野ヶ里遺跡の時代ですね。

吉野ヶ里遺跡環濠

(出典:Wikipedia)


いろんな日本最古の橋たち

調べていくと、いろんな”最古”を知ることができました。そのいくつかをご案内して今月の偏集前記を締めたいと思います。

■国道で一番最初につくられた橋
「湯野田橋」(佐賀県嬉野市、1888年)(土木学会選奨土木遺産)

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(出典:土木学会推奨土木遺産HP)

土木遺産ってあるんですね。知らなかった......すみません。


■日本最古の鉄橋
「銕橋(くろがねばし)」(長崎県長崎市、1868年明治元年)現在は3代目

長崎市内は有名な眼鏡橋をはじめ、橋のデパートと呼べるほど、橋だらけ!(元長崎県民) そんな眼鏡橋のすぐそばに日本最古の鉄橋が(かつて)ありました。



■日本最古の鋳鉄橋
「神子畑鋳鉄橋(みこはたちゅうてつきょう)」(兵庫県朝来市、1885年)(日本遺産)

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(出典:Wikipedia)

ちゅーてつ!? 

炭素含有量が鉄よりも多く、鋼に比べて硬くもろい性質を持つ鉄の合金を鋳鉄と呼ぶそうです。型に流し込んで成形させることが多く、神奈川県の横須賀製鉄所で作られ海路で運ばれたあと、兵庫県朝来市に辿り着いたそうです。



■日本最古の現役鉄道橋
「最上川橋梁(通称:荒砥鉄橋)」(山形鉄道フラワー長井線、1923年)(土木学会選奨土木遺産)

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(出典:山形県庁HP)

風格漂う佇まい。古きものの良さを存分に感じさせてくれる橋ですね。新しければなんでもいい!というわけではない時間の尊さが身にしみてきます。


※何をもって”最古”とするのか諸説ありますが、興味が沸いた方がいましたら、ぜひ訪れてみてください。

文責:副偏集長:外山田洋

7つの顔を持つ男になりたい!と公言して10年。フリーの編集者 兼 ライター/デザイン制作会社のプロデューサー/ラジオパーソナリティ・MC などと、公言通り落ち着きのない仕事感をごちゃっとカバンに詰めて、雨のちハレの精神で生きる人です。趣味はトレイルランニングと農業。土木は門外漢。
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土木のことをカジュアルに噛み砕いたユニークな形で届けることを目的に、土木工学の専門家やインフラ管理支援ボランティア、土木工学を志す学生たちが文章、写真、イラスト、動画、音声配信などのコンテンツを発信していく『from DOBOKU(フロムドボク)』です。